![]() しかも今回はまったくの一人お呼び旅となった。 場所は御殿場。五反田?・・・いや、御殿場・・・どこ? こう見えても、教育実習で地理を教えた、わたくしとしては知らないわけがないのだが、ピン!とこない。 とりあえず、新宿まで行ってJRや私鉄の駅員に聞きまくった結果!! ![]() 片道1630円、所用時間100分の旅。 ![]() ![]() 今回の依頼内容は、一人旅ということもあり すでに依頼者からの直接メールで、ある程度は知っていた。 そのメールの一部を紹介しよう。 ----- Original Message ----- 送信者 : emiko sano 宛先 : WOL@sme.co.jp 送信日時 : 1999年9月6日 0:59 > そうそう、恵子の件なのですが、事務局にはメールをだしたのですが、 ちょぴっとくわしく > > 恵子( 注1 )って1年半前くらいにピア( 注2 )にはいってきたときと > ずいぶん変わったんですね。 > 最初は内気で、自分のコンプレックスみたいのを > かかえていて、それでも一生懸命前向きにがんばりたくて > いっぱい、いっぱいの気持ちでピアに応募してきたんですよ。 > 面接の時、笑子( 注3 )はエラソウに面接官なんてやっていたんですけど > 顔真っ赤にして、涙をためて「がんばりたいからやらせてください」って > 言った恵子の顔はいまでもおぼえている。 > それで、ピアをやっていくうちにどんどん前向きになっていって > あかるくなって、いまでは堂々と自分のことも語れるようになったし。 > 恵子は「笑子やみんなに会ったおかげ」って言うけど、 > もちろんそれはきっかけだったかもしれないけど、ほんとは恵子が > がんばってきたからだと思うんですよね。 > あと、「みんなの仲間にいれてもらったから」みたいなことも > 最近口走るんですけど、今のうちらの状態は恵子が一人欠けていたら > 絶対に成り立っていなかったから。 > 今までうちらがいっしょに過ごしてきた時間をガソリンにして、 > もっと自分に自信を持って、アメリカでブイブイいわせてほしいんですよね。 > だから、「みんなと離れるのがイヤ」とか言ってメソメソかわいこぶっている > 恵子に一発どかんとかつ入れソングをお願いします。 注1 :今回、歌を捧げる女性。黒田恵子さん。9月末から、一年間アメリカへ留学する。 注2 :エイズピアエデュケーター。エイズに関する正しい知識を世に広めるため集まった仲間。 注3 :今回の依頼人の一人 佐野笑子さん。 とまあ、内容は、そういうことなんです。 そこで、ボクに「恵子ちゃんアメリカ旅立ち送別会」へ、彼女には内緒で来て歌ってほしい。 とのことでした。 ![]() ![]() そんな依頼人でもあり、仕掛け人でもある、佐野笑子(左)&森明子(右)コンビ と御殿場駅で合流。車で一路、送別会会場へ。 ちなみこの2人、昨年WOLライブツアー東京のライブレポートをしてくれた こともある、ツワモノである。(詳しくは、ここ) ![]() なにをかくそう、ここは恵子ちゃんのお寺であり、すでに各方面からの友達が 10人ほど集まっているという。 ![]() そこで、気になる、WOL登場の仕方であるが、そこでまず最初のドッキリ。 恵子びっくり作戦(その壱) 1、笑子&明子コンビがみんなを一箇所に集めて雑談中。 2、突然、本堂の方から、木魚の音が・・・・・ 3、全員恐怖の悲鳴 4、恐る恐る、みんなで本堂に行ってみると、WOLがお経を唱えている。 5、みんな大爆笑!!恵子、腰抜かす。 と、なるかなあ・・・・・ ・・・結果発表・・・・ ![]() ![]() いやあー絵に書いたようにうまくいった。 でも、さすがに誰もいないはずの本堂から木魚が聞こえてきたら怖いわな。 ![]() ![]() まあそんなこんなでみんなでカレーを作る。(その間ボクは、仏壇に隠れて曲作り) ![]() そして、次の計画、恵子びっくり作戦(その二) 1、カレー食の後、実は旅立つ恵子ちゃんへ、みんなから捧げる歌があるとコクハク。 2、恵子びっくり 3、なにげに立て掛けてあるギターもってWOL歌い出す。 4、恵子感激、号泣!! まさか・・・そんなうまくはいかないでしょ・・・・まさかね ![]() ![]() ![]() 「旅立つキミへ」 作詞曲 シミズカズヒコ あの頃じゃとても考えられないこと 戸惑いながらも前を向いた君 涙と笑顔を繰り返すたびに その小さな体大きく見えるんだ ボクラ仲間と呼ぶにはまだ 照れくさいけど 共に過ごした日々は力になるはずさ 今、自らの想いで旅立つキミへ 自信を持って突き進め 今 自らの想いで旅立つキミへ 再び会えるその日まで ボクラ言葉にできないほどに 素直じゃないけど 共に濡れた雨はいつまでも忘れない・・・ ![]() ![]() っていうか、またもや絵に描いたような大成功。 完璧な演出と歌による感動の余韻にひたる間もなく、 さっさと依頼料のクロールを依頼者2人から計3枚買っていただいた。まいど〜 が、しかし、御殿場の夜はこれで終わらなかった。 作った歌をアメリカへ持って行かせてあげたいこともあり もう一度、その歌をMDに録音することになった。 「でも、部屋の音響はよくないなあ・・・」 「・・・どうしよう・・・・ん?!そうだ!!風呂だ!!」 ![]() ![]() かれこれ13年ぶりのお風呂場録音となった。(中2のころ経験あり) っとなれば、お客の 歓声 も必要でしょう。 ![]() ![]() かくして、お呼び史上、いや、ライブ史上初であろう お風呂場ライブが始まってしまった。 とにもかくにも、風呂場で服を着たまま、あれだけフィーバーしたこはない。 もうみんな、アドレナリン大放出状態で、クロールを大合唱。。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() お風呂場ライブ後の即売会では飛ぶようにCDが売れ、 合計でなんと、これまたお呼び史上初の10枚。 ![]() ![]() 旅立つ恵子ちゃんから、みんなへのお礼の言葉に胸を打たれながら、 そして、駅では温かい笑顔に見送られながら、涙をこらえ御殿場を後にした。 いい奴らだ・・・ ![]() ![]() 帰りは電車で帰るか・・・急に降り出した豪雨(また?)の中 最終電車にて帰路についた、1999年9月8日。電車賃1260円。 なんかさあ・・・けっこう一人旅の方が盛りあがったりして・・アハッ”(ネッピー風) *お呼び13弾参照* THE WATER OF LIFE |