2006年1月28日 雪時々晴れ
本当にたくさんの皆さんにLive for 君の味方 in 長浜〜清水和彦3回忌追悼ライブにお越しいただきました。ご来場いただいたみなさん、どうもありがとうございました。

受付でフライヤーと一緒にお渡しした手紙。読んでもらえましたか?
たくさんの想いをこめた手紙、そしてライブ。みんながどんな風に感じてくれたか、そして清水君はどう思ったか、終わって1ヶ月たつ今も、目を閉じればあの日のことが蘇ります。

今年、私がイベントに掲げたキーワード。「未来」。追悼ライブなのに敢えて「未来」。 感じてもらえましたか?

義兄と作った冒頭のビデオ。今回はなるべくシンプルに、彼の作った“音”と“言葉”で綴りたかった。星、水、風、光、私が今も彼を感じる、神様が創った4つの奇跡。この4つの奇跡と彼の歌を重ねてみたかった。写真はファンの方や関係者の方からいただいたものに加え想い出の写真を何枚か、そしてなるべく彼一人で写っているものをチョイスして形にした。歌も言葉も、こんなにも彼は「未来」を見つめて歌っていた。それをみんなでもう一度確かめ合いたかった。他にも随所に深い想いをちりばめたこの映像は、いつか去年のものとまとめて、HP上や、他のなんらかの形ででもみなさんにもう一度観てもらえたらいいなと思っています。

司会者の辻幸子さん。弟の同級生。元NHKのアナウンサー。たった30分たらずの自宅での打ち合わせの中で、私の想いを受け止めて、感じ取ってくれた彼女。イベントが終わってからもらった彼女からの手紙には、イベントに参加できてよかったとの文章と、あの日から、自分の家族にとても優しくなれる自分になりました・・という嬉しいコメントが。君の味方のイベントで、何かを見つけてくれて、自分の生活や生き方に反映してもらえることが、私の何よりの願いだったので、本当に嬉しかった。彼女もまたボランティアで参加してくれた一人。この場を借りて心からお礼申し上げます。

君の味方ライブ第一部。「YOSHI+KEN」長浜出身長浜在住、長浜を盛り上げる為にがんばってる二人。KENは私の弟。清水君がいなくなってからもあちこちでWOLの歌をカバーしてくれてます。彼らがうたった「あの場所で」。弟は不覚にも泣いてしまったとのことだけれど、あの歌は本当に大切な歌。実は「あの場所で」は、結婚式で清水君が歌ってくれた歌。詳しくはYOSHI+KENのリベンジMCででも話してもらってください。今も尚、彼に逢いたくなった時にはたくさんの「あの場所で」逢っています。きっとファンのみんなも同じ想いだよね。そして、これからももっともっと清水君とのあの場所が増えればいいなぁと、そんな風に思っています。
「FAMILY」滋賀出身兄弟ユニット。家族まとめてまさしくFAMILYで私は大好きです。今回、清水君の「水の言葉」とFAMILYの「水のコトバ」を歌ってくれました。クラシカルなピアノの旋律は健太郎に相応しく、せつない言葉とせつない曲調は和宏にぴったりだとずっと前から思っていたので、うたってくれてとても嬉しかった。「風のすみか」とともに、是非これからも歌い続けて欲しいと思っています。
「竹田司」言わずと知れたWOLの弟分。全身全霊清水和彦を愛しむ人。彼が歌った「青春の絆」。本番まで、司が何をうたうか知らなかった。あえて、聞かずに迎えた。そして、それがビデオのラストを飾った曲と同じだった事に驚き、そして無性に嬉しかった。「青春の絆」は大好きな歌。清水君の得意とするメロディ、力強くて優しい歌。そして、何より、清水君や司や、仲間達の青春がつまってる歌。本当に選んでくれてありがとう。 「YASUKIYO」彼の歌をどうしても長浜の空の下で聴きたかった。無理を言って来てもらった。そして喜んで来てくれた彼。清水君とは、コバヤシヒロシとはまた別の意味で両極端な存在。そして、素晴らしいシンガー。今回「昨日よりも強くなれ」では、凄まじいまでのオーラとパワーを彼から感じました。まるで彼のためにこの歌はあったかのような、そんな風にさえ思わせるYASUKIYOの存在感。本当に昨日よりも強くなりたい、強くなろうと、歌を聴きながらそう誓った私でした。

君の味方ライブ第一部。「イツカノオト」。はじめて触れる音でした。でも確かにそれはイツカノオト。過去のような未来のようなでもどこかで出会うはずのイツカノオト。 曲は楽しかった。新しいヒロシとの出会いもあった。こんな器用にうたうヒロシは初めてだった。西川氏のギターは相変わらずかっこよくて、KAB.の声はあたたかく、DJ.COOL-Kのリズムは心地良く、最高のステージだった。どこかThe Water of Lifeの香りがする、そんな気がした。でも、清水和彦追悼ライブと称するには少しさみしさを感じた。もちろんイツカノオトのツアー初日としては最高のステージングだったから、大満足ではあるんだけれど。しかもうちの娘は近頃♪君と手をつなぎたい〜♪と、Cメロも込みでほぼフルコーラスうたえるくらいのイツカノオトファンになっているんだけれど。

そのおかげというか副産物というか、君の味方実行委員の面々から、『「Live for 君の味方 in 長浜」で、もっと清水君を味わってみたい』的な意見が。そしてわたくしみるくも激しく同意。追悼の意味では確かに今回が最後となりましたが、今度は、みんなで清水和彦を楽しめるような、清水和彦の音楽を堪能できるような、そしてそこから新たなミュージシャンとの出会い、お馴染みのミュージシャンとの再会へつながるような、そんなイベントに形を変えてみようじゃないかと、そんな風に今思っているのです。
そして、また別のサプライズも用意して、長浜でしか味わえないそんなイベントに形を変えていこうと思っています。また報告にあがりますので、どうか楽しみに待っていてください。

「君の味方」オブジェ。気に入ってもらえましたか?受付で渡した一滴(ひとしずく)。みなさん快く受け取ってくださって、ぶら下げてくださって本当にありがとうございました。五線譜にしたためたのは「君の味方」のメロディ。その五線はギターの弦を使っています。長浜の黒壁ガラスに携わる素敵な友人のご好意でいただいた大きなしずく、みんなからの情報で購入にこぎつけた小さなしずく。会場に流れるオルゴール音の「君の味方」、これも友人の手作り。このオブジェ、今日来た記念になる!!もちろん、その意味もありますが、このイベントはみんなで作り上げているんだよと、君の味方は誰かの味方で、その味方はまた別の誰かの味方で、そうやって味方がつながっていけば、素敵だなと、歌をうたい、届けるのはミュージシャンだけれど、それを受け取って自分のものにするのはみんなそれぞれだよと、みんなで「君の味方」の歌を完成させましょう、みんなで奏でましょう、そんな意味を、願いをこめたオブジェなんです。今このオブジェは清水君の部屋にあります。素敵なアレンジメントに彼もきっと笑顔なはず。


長浜で先日悲しい事件がありました。それもあって、なかなか書き込めなかった。ごめんなさい。何を言っても何をしても、もう戻らない二つの小さな命のご冥福をお祈りしています。どうか清水君が二人に、遥か天空の彼方で、届かないこのやりきれない悲しい想いを、彼らしく伝えてくれますように。
そして、何も出来ない私は、私らしくこれからの暮らしを、たくさんの過去に支えられて、たくさんの過去に学んで、未来に向かって紡いでいこう。


またいつかあのオブジェをみんなで懐かしむ、そんな未来がくることを、無数分の一の未来でみんなと出会えることを、心から祈っています。

本当に来てくれてありがとう。来れなかったみんなも読んでくれてありがとう。 大切なみんなへありったけの感謝の気持ちをこめて。

みるく

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